へんなところが似る

母方の祖母との年齢差は、58才。

だから私が祖母をはっきり認識したとき、祖母は60代だったはずだ。

もちろん記憶にある祖母はすでに老人だった。

特にそう感じていたのがまぶたのしわ。

水分のなくなったまぶたに上下に入ったしわだ。

笑ったり表情が動くたびに皮膚が引っ張られてしわが強調される。

見るたびに、ああーばあちゃん、年寄りなんだなーって思っていた。

そのまぶたのしわを去年あたりから発見するようになった。

そう、自分の顔に。

そもそもまぶたが広いことに起因していると思うが、乾燥しやすいようだ。

腎臓と繋がっていると聞くし、ホルモン減少の影響もあるだろう。

これ以上しわが深くならないように、美容液やオイルやクリームを意識してつけるようになった。

なくならないけど。

へんなところが似る。

それが血というものだなと、妙に感心している。